こんにちは!学校給食調理員の天水あやのです!
黄緑色が特徴のキャベツはサラダやスープといった様々なメニューに使いやすいため、給食でもキャベツはよく登場する野菜ですよね!一年を通してスーパーに並んでいるキャベツですが、キャベツをカットした時に、キャベツによって葉の巻き方がゆるかったりきつかったりした経験があるのではないでしょうか。
このページでは、
- キャベツの旬とは?
- キャベツの下処理の方法と注意点とは?
といったことについてご紹介します!
キャベツの旬とは?
一年を通して同じキャベツがスーパーに並んでいるように見えますが、実はキャベツはキャベツは一年のうちで3回旬があり、それぞれ特徴が違うのです。
- 4~6月が旬の「春キャベツ」
- 7~10月が旬の「夏キャベツ」
- 11月~3月が旬の「冬キャベツ」
キャベツの旬によってどのような特徴があるのか、見ていきましょう!
春キャベツとは?
「何気なく買ったキャベツだけど、なんだか葉の巻き方が緩い気がする」
という経験はありませんか?春キャベツは冬キャベツや夏キャベツと比べると、葉の巻き方が弱く、みずみずしさがある柔らかい葉が特徴です。春キャベツは全体的にふわっと丸っこい形をしています。
みずみずしい春キャベツは、生食でいただきましょう!
春キャベツのおすすめの調理方法は、生食です。生食は春キャベツのみずみずしさを味わえるため、サラダなどでいただくとキャベツの甘味や鮮度をより感じられることでしょう。加えて、春キャベツは葉が柔らかいため、浅漬けやナムルにしてもよいでしょう。
夏キャベツとは?
夏キャベツは「高原キャベツ」とも呼ばれています。キャベツは暑い気候では栽培することが難しかったのですが、品種改良をくりかえすことで、夏でも栽培できる品種ができました。夏キャベツは、夏という暑い季節の中でも比較的涼しい気候である長野県や群馬県で作られています。
夏キャベツは生食でも加熱調理でもOK!
夏キャベツは、葉の巻き方やかたさといった特徴が春キャベツと冬キャベツの間あたりです。サラダでいただいても煮込み料理など加熱していただいてもおいしくいただけます。
冬キャベツとは?
スーパーなどでキャベツを見かけたときに、丸いというよりは少しつぶれた形をしたキャベツを見かけたことがありませんか?冬キャベツは上から少しキュッと押しつぶしたような形をしています。冬キャベツの葉の巻き方は硬く、ほかの旬のキャベツと比べると葉も硬いのが特徴です。
葉がかための冬キャベツは、加熱調理で甘くおいしくいただきましょう!
葉が硬い冬キャベツは加熱調理をしても煮崩れしにくいため、煮込み料理に向いています。キャベツは加熱することで甘味が増すため、煮込み料理や炒め料理にしていただくと、よりキャベツの甘味を味わえます。冬キャベツは、ロールキャベツや回鍋肉といったキャベツが主役なメニューで温かく美味しくいただきましょう!
おいしいキャベツの選び方
旬のキャベツの中でも、よりおいしいキャベツを選んで買いたいですよね。おいしいキャベツの見分け方は以下の通りです。
- 外葉がみずみずしいもの
- ずっしりとした重みがあるもの
- 芯が太過ぎないもの
外葉につやがあり、みずみずしいキャベツは新鮮なキャベツです!加えて、キャベツをひっくり返して芯を見たときに、芯の太さが500円玉よりも小さい芯のキャベツがよいでしょう。
キャベツの下処理の方法とは?
キャベツは4等分してから芯を取り除いてから一枚ずつはがし、3槽シンクで3回洗いです。
キャベツを4等分してから芯を取り除き、くるっとひっくり返して芯が取り除けているかを確認します。この時、キャベツの葉の巻き方がかたい場合は取り除いた芯の部分に切り込みを入れてあげると、キャベツを一枚ずつにはがしやすくなります!
キャベツの下処理時に気を付けることとは?
キャベツは、外葉と内側に虫がいることがあります。4等分にカットする時、一枚ずつはがす時、シンク内で洗浄している時、全てのタイミングで注意深く見るようにしましょう。
一年に3回旬があるキャベツは、旬の時期に合った調理方法でおいしくいただきましょう!
キャベツは一年に3回旬がありましたね。
- 4~6月が旬の春キャベツ
- 7~10月が旬の夏キャベツ
- 11~3月が旬の冬キャベツ
春キャベツは生食でみずみずしさを味わい、冬キャベツは加熱調理をしたほうがキャベツの甘味が増してよりおいしくいただけるでしょう。
キャベツを下処理する際は、取り除いた芯の部分に切り込みを入れると一枚ずつにはがしやすくなります。カットから洗浄時まで、虫がついていないか注意して洗いましょう。
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